話しが前後しますが、すべての石をディスクで切ったわけではありません。みかげに手こずる前に、蛇口を設けるための立ち壁部分と、菜園とテラスの見切りに石を使いました。厚さ3cmのストーンブリックを平積みしただけのものです。おそらく、トルコ産のライムストーンではなかったかと思います。
レンガをジグザグに平積みする場合、端を直線にそろえるにはレンガを半分に切らなくてはなりません。このときはまだディスクがありませんでしたから、タガネと石でも切れるという鋸を利用しました。しかし、この鋸は切れ味がいいとはいえず、レンガの断面の四隅に切り込みを入れたあとタガネで割りました。斜めに割れるなどの失敗確率は、20%くらいだったでしょうか(笑)。
上段左の写真は蛇口まわりです。高さが1.2m近くありますが鉄筋を入れることができないので、建物の外壁に接する部分にモルタルを入れて補強しました。
上段右の写真は壁の上面です。鋸目の入っていない側を露出面にすると、自然の風合いが出るのですが、積んだ後で鋸目側を露出面にしてしまうという失敗もありました。手作りの庭には、何かと失敗がつきものです(^^;)。