この時期、どこででも目にする黄色い小さな花、カタバミ。もちろん我が家の庭にもそこかしこに花を咲かせています。右の写真はアカカタバミ(赤片喰)です。繁殖力が旺盛という理由で、様々な家紋にその姿が取り入れられています。ただ、公家と武家にかかわらず、どの家紋も目を引く花ではなく、きれいなハート形の葉を図案化したように見えます。道に氾濫する牛車を識別するためだけではなく、戦場にあっても戦い振りを示すために使われた家紋がハート型であったというのは、なかなか興味深いと思います。