夏の庭でよく見かける蜂のなかにセグロアシナガバチがいます。ごく普通に軒先などに巣を作る、典型的な蜂です。
子供のころよく刺されたことがありますが、通常は、こちらから触ったりして刺激しない限り、襲ってくることはありません。
樹木や草木、それに毛虫や幼虫を食べます。写真左は庭のパセリにいたキアゲハの幼虫を食べているところです。写真の様子は、正確にいえば食べるというより、幼虫を噛み砕いて肉ダンゴにしているところでしょうね。
右の写真は、肉ダンゴを作っていたところから4〜5m離れたところにあるナツヅタの葉の裏で見つけたセグロアシナガバチの巣です。おそらく、パセリ園で作ったアゲハの幼虫の肉ダンゴをこの巣に運び、ハチの幼虫の餌にしているのでしょう。
小さな庭が、昆虫が獲物を獲り、食物に加工し、子孫を育てるために機能していると思うと、庭を造ってほんとによかったなあと思います^^