久しぶりに庭のテーブルに座ると、なんだか妙にアシナガバチが寄って来ます。見ると、テーブルの裏面に、立派なセグロアシナガバチの巣ができていました(左上)。中には子供が元気に育っていて、とてもじゃないけど薬を撒くのは忍びない。ちょっと思案して、巣の引っ越しをすることにしました。
ハチを刺激しないように慎重に巣を取り外し、中を見ると、幼虫がいっぱいです。この巣を15mほど離れたもう一台のテーブルの裏面に移動です。接着剤も思いましたが、工業用の強力粘着テープを使うことにしました。(右上)
移動後も同じ種類のテーブルの下で環境はほぼ同じですが、親蜂が見つけてくれるといいな〜。でも、移動したハチの巣を一時間ほど観察しましたが、親蜂はまったく寄り付く様子がありません。
親蜂を誘引する方法はないかとググルと、ありますね〜。蜂の誘引液の作り方。「砂糖100g、日本酒220cc、酢70cc」う〜ん。吟醸しかないな。ま、いっか^^ 飲んでびっくり。相当に甘くはあるけれど、旨い^^! 酢が利いてます。こうして、誘引液を巣の近くに置いてしばらく観察することにしました。
その後、ナツヅタのなかに別の巣を見つけたので、誘引液も含めて再度その近くに巣を移動してやりましたが(右下)、写真のとおり、移動した巣に親蜂はまったく寄り付かず。30cm足らずの至近距離なのに・・・。
以上、セグロアシナガバチの巣を手で移動するという初の試みでしたが、結果は失敗です。結局、蟻の餌になってしまいました。
今回、巣の移動でわかったことは、蜂の巣は人の手で移動してはいけないということのようです。巣の中でたくさん育っていた幼虫に、ほんと申し訳ない。もっと勉強が必要です。