庭のレシピといっても、ここで取上げるのはあまり厳密なものではありません。どちらかといえば「庭にまつわるレシピ」のような気持ちで、自由に食べ物や飲み物を扱ってみたいと思います。
「身近なタネの実験室」のコーナのハバネロの実が熟したので、自家製のハバネロペーストを作ってみました。市販のタバスコの瓶には「PEPPER SAUCE」とあるので、ここでは、ハバネロソースと呼ぶことにしました。
ネットで「タバスコ 作り方」などで検索するといろんな方が手作りに挑戦していますね。そんな先人の知恵をお借りして、ここではクックパッドに掲載されている、アラジンさんという方のレシピを参考にさせていただきました。
少しだけ自己流にしたのは、ニンニクを入れたことと、容器の口が小さいので少し粘度を低くするために酢の量を10%ほど多めにしたことです。でも、これでも粘度だけからいうと、市販のタバスコの方がサラリとしています。
材料を混ぜたら、あとはひたすら擂り鉢で摺り降ろすだけ。これはかなり根気がいります。最後に残った数片の種の皮がなかなか潰れませんでした。結局、市販のトマトペースト状になるまで、30分くらいかかりました。
ハバネロを使ったタバスコづくりについては、ネット上でも「絶対素手で触らない、ゴーグルを用意する」などと注意書きが目につきますが、これは守るべきでしょうね。私も手袋を着用しました。それと、こういう料理こそ、庭のテーブルが重宝します。換気扇をまわす必要もないし、少々飛び散っても大丈夫。これぞ、クッキンガーデンにうってつけの料理です(^^)/。
写真のマックは、いざといういときの調べ事用。庭と無線LANも相性バツグンです。デジタルはかりは、作る量が少量なので0.5グラムまで計測できる方がいいかも。もっとも、安心料みたいなものでしょうが(笑)。
実を開くと、ひとつにちょっと虫食いがありました(右上)。虫は辛さは感じないのかなあ???
多くのレシピには、「二週間ほど冷蔵庫で寝かす」とあります。酢を混ぜた状態で二週間で発酵するのかな〜。その疑問解消の糸口として、冷蔵庫に入れる前、一滴の1/3ほどを口にしてみました・・・!!!! (爆辛(>o<)!)
昨年のちょうどいまごろ、妻の実家からもらった柿を話題にしました。その後、渋抜きの方法を聞くと「ヘタの部分を焼酎に漬けて、ビニール袋に入れておけば一週間くらいで美味しく食べられる」と、まことに簡単なものでした。
そこで先週、散歩道にある山の渋柿を頂戴して帰り、渋抜きをしてみました。いつもの焼酎(25度)を汁碗に半分ほど取り、ヘタからドボッと焼酎に漬けてちょっとゆすぐように動かして終わり。そのまま冷蔵保存用のビニール袋に入れ台所の片隅に放置。たったそれだけ。あとは一週間待ちます。あ、お椀に残った焼酎は、そのままいただきます(笑)。
で、一週間が経過。昼前に収穫した間引き菜のお浸しを副菜にしたお昼のあと、デザートに柿を食べてみました。
いや、美味ですね。ほのかに干し柿の味と風味があります。あの狂ったように口をシビレさせる渋柿が、まことに上品な一品に変貌しています。あんまり美味しいので、お隣りさんの柿の葉っぱを失敬、コーディネイト(になってない(^^))し直して写真を撮り直しました。
柿といい葉っぱといい、そして知恵といい、頂戴物ばかりです。恵みに感謝m(-_^)m。
上出来のワインと出会いました。その一本を味わい尽くすための庭料理に挑戦。というといささか大げさですが、開栓まえのラベルを見ただけで気持ちはもうノリノリ。週末の鬼抜きアワーですから(笑)。
どんな料理にするか悩んだあげく、決めたのはとてもシンプルなシチュー。今回の主役はワインなので、シチューといってもご飯のおかずというよりは酒菜、酒のアテですね。小皿に肉を盛り、少なめのソースでいただくイメージです。
タマネギのみじん切りをカラメル色になるまで炒め、ニンジン、セロリ、ニンニクを加えてさらに炒め、小麦粉を加えて炒めてルーが完成。
ブロック肉を角切りにして塩コショーで味付けしてソテー。赤ワインをたっぷり注ぎ、アルコールを飛ばす。別途用意していたブイヨンに、ルー、肉を加え、ハーブ類を加えて煮込む。ここで、レーズンとかも入れちゃいます。具材は白ネギのブツ切りのみ。こちらは食べるタイミングを見て投入。
いつも思いますが、これって、やっぱりカレーと同じ作り方ですね。ほとんどワインとカレー粉が違うだけですから。ホント。
具材を肉と白ネギだけにしたのは、夜の庭でシチューを撮ると絵にならないような気がして、白髪ネギをトッピングという魂胆から。
このシンプルシチューの味ですが、ワインの引き立て役になりました。え? 役割じゃなくて味はどうか、って? あはは・・・ときどき口にしてしまう「美味しいと思う」というあの感覚です(^^;)。
さて、肝心のワインですが。最近流行(?)のビオワイン(有機農法で作ったワイン)です。ラベルにあるNatur landの葉っぱのマークがその認定証です。このあたりの話しはここらあたりを見ていただくとして、このTERZO、実にウマイ! 開栓したときはさほどでもありませんが、時間とともにどんどん味がよくなります。これで1,000円代半ばとは。しかも、なんていうか、ラベルのTERZOのフォントがカッコイイ。好みですねえ、このセリフ(ひげ)のない黒地に赤の字体が。イタリアワイン万歳、ついでにクッキンガーデン万歳(^^)/。
ところでこのTERZO、取り扱い店がそれほど多くはないようです。もし興味のある方は「北田屋」さんというお店で購入できます。
この秋はじめての柿。といって自宅で採れたものでも、実家で採ったものでもありません。採取地は、歩いて10分のスーパー(^^;)。庭のレシピでもなんでもないけれど、初柿がうれしくて(笑)。
この四角四面のお姿。和歌山で育った平種柿だそうです。渋抜きをした種なしの柿で、ジューシーな味わいでした。
この土日には、散歩道のカリコリした柿も食べられるかな。楽しみです。
今年の十五夜の夕食はお庭でイタリアンになりました。プランターのリセットで採れた最後のミニトマト、お月さまのもとで主役になってね。というか、たんなるノリというか(笑)。
メニューは、朝方収穫した柳プランターのバジルとミニトマトをベースに、こんな風に構成にしてみました。
・ジェノベーゼのパスタ
・鱈の切り身のアクアパッツア
・野菜サラダ
・白ワイン
ジェノベーゼは急に思い立ったので松の実がなく、フランス風なんちゃって(^^)。代りに、無塩バターでちょっとコクを足しました。
アクアパッツアのお魚はタラの切り身。塩気はチューブのアンチョビで代用。松の実がないくらいだから、オリーブもケイパーもない。なのに、ベルモットは常備(笑)。これですべてを挽回と妻には言い訳を(^^;)。アクアパッツアにベルモットは必須です。でも、家庭に常備している人は少ないだろうなあ。ワインは、届いたばかりのアルティガ。
料理の前にテーブルをセット。蚊取り線香とシトロネラキャンドルでデッキを四方固めに。テーブルにも同じくシトロネラキャンドルを置きセット完了。写真左のようなお月見のディナーになりました。写真右は、妻が抜けたあとの一人でホロ良い映像です(笑)。食後の映像でごめんなさい。
ところで、失敗の告白を。
写真のとおり、ジェノベーゼがまるで焼そばです。バジルが相当に酸化してます。ここまでひどいと、撮影に時間を取られててなんて言い訳は無理ですね(^^;)。こうならないように、バジルの葉は調理直前まで傷つけない、ソースにしたら時間を置かない、ソースにオイルを張って空気に触れさせないなど、次回は気をつけないと(-_-)。
昨晩、庭で採れたムカゴを炊き込みご飯にしました。今朝は、そのご飯をお茶漬けで食べてみました。お茶漬けは市販の山葵茶漬けです。
お茶漬けは中国人も仰天する、日本独特の食文化です。淡白なようでシャープな味わい、お新香だけで一食になるシンプルさ。これって、形の違う握り鮨だなあと思って調べると、考案されたのは同じく江戸時代。なるほどなあ。
ムカゴご飯を茶漬けにすると、ややほっこりとした味わいになります。季節的には秋を感じさせます。春先だと、グリーンピースの炊き込みご飯のお茶漬けなんかも美味しそうです。
久々の庭のレシピです・・・同じく、鬼の居ぬ間の(^^)。
採れ過ぎのバジル、もう収穫期を過ぎたミニトマトとオクラ。この庭の食材をなんとか一皿にまとめたいなと思案し、ビールのお供にお昼のランチを作ってみました。
ポークソテーの旨味にバルサミコの甘酸っぱさと、バジルの風味が効いてなかなか上手にできました。ランチのおかずにも、また、ボリュームのあるサラダ感覚で単品で食べても美味しいと思います。
●バルサミコ&バジルのソース
バルサミコ酢大さじ2、赤ワイン大さじ1、砂糖小さじ1、醤油少々を混ぜて軽く煮詰めます。
この煮詰め方で美味しさが決まります。味を見ながら、ちょうどいい甘酸っぱさで止めます。この状態で、少しソースにトロミが付いているはずです。
煮詰まったらコップなどに取り、粗熱を取ってから煮詰めたソースと同量のオリーブオイルを加え、みじん切りにしたバジルを混ぜてよく撹拌し、黒コショーと塩で味を整えます。コショーは十分効かせた方が美味しいと思います。
●ポーク
筋切りをしたあと、塩コショーをして薄く小麦粉をまぶしてフライパンで焼きます。
●オクラ
下処理をして湯通ししたあと水で冷まします。
焼き上げたポークと半切りにしたミニトマトを並べ、斜め切りにしたオクラをポークの上に並べ、ソースをたっぷりと掛ければ完成です。
ビールですが、バジルの香りに合わてスパイスの入ったVEDETTを選びました。というのは後付けの話しで、先週、たまたま口にしたデュベルがとても美味しかったからというのが直接の理由です。
木漏れ日の下、クッキンガーデンのテーブルに料理を並べ、ゆっくりとビールを傾けながらとるランチ、いや〜、気分は最高ですねぇ。ほんとに・・・とはいっても、本日はまったくの自作自演、自己満足の極致。なので、味に保証はありません(^^)/。
久々の庭のレシピです。レシピにはなっていないけど(笑)。
収穫したばかりのダイコンを、妻がキッチンで湯通ししています。その色の鮮やかさといったら。あんまりきれいなので写真に納めてみました。愛用のGRD、すばらしいカメラだけど、使い手のせいで再現は無理だなあ〜(;_;)。
今夜はこのダイコン葉と豆腐で、炒め煮になるそうです。どんな名前の料理かと尋ねると、「ふつうの炒め煮。名前なんかないよ。ダイコン葉とお豆腐を炒めて煮ただけ」と、つれない返事(;_;)。
食べてみて、ダイコン葉、けっこう固い。ところがですね、味はというと、これがとっても美味しかった〜(^_^)。
庭のミニトマトとルッコラが、11月半ばをすぎても収穫できています。すごいですねぇ〜。ミニトマトは一坪菜園、ルッコラは「庭トロ1号」です。いやあ〜、こんなに長寿命とは思いませんでした。・・・たんに私が執念深いだけかもしれませんが(笑)。
ともかく、11月23日(!)に収穫したミニトマトとルッコラの姿を写真に収めました。見た目は。う〜ん、やっぱりちょっと旬ではないかな。「これって、ダイゴン葉? 春菊でしょ?」というつぶやきが聞こえそう(^^;)。ミニトマトは見た目はともかく、味がボケています。
こうして、この夏最後の庭野菜をダイコンと卵と合わせてサラダに。ただたんに、食材を切ってお皿に盛りつけただけですが。フレンチドレッシングでもマヨネーズ系でも、なんとかサラダになります。
いちばん重宝するのは、朝のサラダ&ブレッドです。6枚切りの食パンを二枚に薄切りし(技術がいります(笑))、トーストして写真の野菜を挟み、その日の気分でマヨネーズなどのソースをかけて少し加圧して馴染ませます。野菜が多いときの、これが我が家の朝の定番です。
「庭トロ1号」謹製のナス、第二号で「ナスの煮物」を作ってみました。といっても、写真のように、採れたのは一個なのでごく部分(笑)。
田舎料理の定番みたいな一品ながら、いろんな作り方があるようです。我が家でもいくつかのパターンがあり、今回はきっちり油で炒め、少しゴマ油を加えて香り付けをした上に白髪ネギを添えてみました。
香ばしい香りにネギの清涼感があって、美味しい仕上がりでした。ただ・・・写真のネギは白髪じゃなくて、野生動物の剛毛の様子(^^;)。