2月も半ばに「Spring has come!」としてはじめたコーナですが、夏も盛りになったので「庭の花アルバム」に名前を改めました。あなたのお庭にはどんな花が咲いていますか? お便りをお待ちしてま〜す。
水滴は花じゃありませんが^^; お向かいの菜園で里芋の葉が大きくなってきました。そして梅雨の雨。お決まりのように、葉の上にコロンと水滴ができています。この水滴、ひとつひとつをよく見ると、なかなか面白いものです。
写真左は水滴にゴミが包まれています。右は、奇妙にはじけたような水滴の形が不思議で写真に撮ってみると、里芋の葉に張られたクモの糸に水滴がからまってできた形でした。クモの糸のアンカー、そして非日常的な水滴の形がとても面白い。
ナンテンの花が咲きました。とても小さな花で、赤い実に比べるとひっそりと清楚な印象を受けます。
葉を齧ると二日酔いに効くというけれど、肝心のときいつも忘れて試したことがありません(笑)
ハクチョウソウとカタカナで表記すると、つい白鳥と思いますが、これは白い蝶です。いわれてみると、確かにという姿です。
名前の印象が強いせいか蝶のような花の形に目が向きがちですが、じっくり眺めてみると、白い花びらが薄衣のように透けてとてもきれいです。
梅雨の雨粒を全身に受けて、玄関先の植え込みにあるギボウシに蕾がつきました。少し元気がないように見えますが、ちゃんと花を咲かすかな。
フェイジョアの花が咲きはじめました。花が付くようになって何年にもなるけど、実はなりません。自家不和合性の品種なんでしょうね。近くの園芸センターで花をもらってこようかな。
実はかつては販売目的で栽培されたこともあるようですが、美味しいとか、そうでもないとか。実際のものを食べてみたいものです。
(撮影日:6月4日)
今年も庭の菜園にホオヅキの花が咲きはじめました。とても強い植物で、放っておくと野菜の回りにもいっぱい芽を出し生い茂ります。
毎年、一坪菜園の土は耕起して、根や石を取り除いて肥料をやったりするのですが、そのときは陰も形もなかったホオヅキが、まことに勢いよく生えて来ます。あっという間にタマネギの畝で優勢に。タマネギの成績が悪いのは、そのせいかなあ><
でも、ホオヅキはまたそれなりに味わいがあります。このあと、花の萼の部分が果実になり、袋が枯れて、どくとくの表情を見せてくれます。
散歩道の山桜にサクランボが実を付けていました。習慣なのか岡山だからなのかこのあたりの呼び方は「桜ん坊」^^ 背景の竹薮で採れるタケノコは、年に一度我が家の食卓に。刻々と姿を変えるいつもの散歩道。眼、耳、香、舌が変化のセンサー。 ヴィークルを運ぶのは、ありがたき身体。
●写真の植物はキバナコスモスではなくオオキンケイギク
先週この写真を「キバナコスモス」と紹介しましたが、「オオキンケイギク」に訂正します。写真を見たコレオプシスさんが間違いを指摘して下さいました。コレオプシスさん、ありがとうございました。
調べてみると、キバナコスモスとオオキンケイギクは花の姿がよく似ていて、間違われることが多いようです。実際、花を見ているだけではまぎらわく、ぼくも見過ごしてしまいました。見分け方として、ウイキペディアでは葉の形の違いを掲げています。それによると、「オオキンケイギクは狭倒披針形であるが、キバナコスモスは羽状深裂に似た形」とあります。
今回、この両者の違いを写真に収めようとしたのですが、残念ながらキバナコスモスを見つけることができませんでした。しかし、間違って掲載した花の葉を見ると、写真のように確かに細い葉が倒れながら生えています。一方、キバナコスモスの羽状深裂というのは、被子植物の用語解説によると「葉の中央に一本の太い中央脈があって、その両側に測脈が「羽状」に出ている葉の裂け方」を指します。その理解のもとでウイキペディアのキバナコスモスの写真を見ると、確かに葉の形が異なります。というわけで、掲載の写真の植物はキバナコスモスではなく、正しくはオオキンケイギクです。
●オオキンケイギクが在来種の植生に与える影響
ところでこのオオキンケイギク、ここ数年で見かけることが多くなったと思います。しかも、群生していることが多い。調べて行くと、この点についても重要な指摘があります。環境省の「特定外来生物の解説」ページによると
「強靱な性質のため全国的に野生化し、在来生態系への影響が危惧されている」
とのことです。このため「2006年に外来生物法に基づき特定外来生物として栽培・譲渡・販売・輸出入などが原則禁止された」(ウイキペディアによる)そうです。特定外来生物の指定を受けてからは駆除が行われているともあることから、商行為ではないとしても栽培は控えた方がいいと思います。
梅雨の雨に誘われるように、紫陽花が小さな花を付けました。こうして写真で見てみると、なんとなくキティーちゃんを思い出します。え、そんなこと思うのはぼくだけ?^^:
といった印象とは裏腹に、アジサイには毒性があるので要注意です。季節の和食に添えられたアジサイを食べ、中毒を起こした事故が発生しているとのことです。
むかし、闇鍋の宴でひどくまずいものを口にし、思わず灯りの下で鍋を見たらアジサイの花がてんこ盛りでした。飲み込んでいたら中毒を起こしていたかと思うと、あぶない宴会でした。
斑入りのキンシバイです。とても長いあいだ蕾のままでしたが、やっと昨日、一昨日になって花を開きました。日陰なので大きく育つことはないかもしれませんが、蕾がたくさんあるので、しばらくは花が楽しめそうです。