2月も半ばに「Spring has come!」としてはじめたコーナですが、夏も盛りになったので「庭の花アルバム」に名前を改めました。あなたのお庭にはどんな花が咲いていますか? お便りをお待ちしてま〜す。
今年初めて、アサガオが花を付けました。開花時期としては早めですが、たぶん、園芸店で購入した苗から育てたものだからでしょう。
朝顔は正面から見ることが多いと思いますが、右上の写真のように横から見た姿も、とても奇麗です。さすがは姫ゆずりの名前が付けられただけのことはあります。
朝と夕とでは花の色が変わります。左下は朝、右は夕方でです。夕方になると赤味が射しています。これは、花の細胞のpHが変化することにって起こるものだそうです。
今年もデッキの上の小さな水鉢で生息するカラーが、きれいな花を付けました(写真右)。でも、梅雨入りしてしばらくたった5月29日に撮影した左の写真では、雨に打たれたせいなのか、花びらにシミができています。これははじめて見ました。
カラーには、水を好む湿地性のものと、雨の少ない場所を好む畑地性の二種類があるといいますが、これはどっちなんだろう。カラーは湿地を好むと思い込んでいました。
調べてみると、湿地性のものでもカラーは、地上部が水に弱くシミやすいらしく、水をやるときは根元からやる方がいいそうです。
散歩道にコバンソウが咲いていました。帰化植物です。名前はギリシャ語の「小麦」由来とか。確かに、どこか小麦っぽい。最初に見つけたときは昆虫かと思いました^^; これは小判ですが、大判草というのもあります。
縞の入った植物つづきでもうひとつ。こちらは縞葦です。もともと、日本各地に生えているクサヨシを、観賞用に栽培したものがシマアシだと言われています。
緑の葉に白い筋が入っている点で先のヤブランに似ていますが、葉が薄くさらさらしていて、ずっと軽やかな感じがします。そのせいか、和の趣があります。ビオトープや水辺に置くとよく似合いそうです。
庭に二種類の縞の入った植物があります。ひとつは、この縞の入ったヤブラン。夏から秋にかけて紫色の花が穂のように付きますが、この白い縞の入っただけの姿も涼しげで、なかなか奇麗です。
(撮影:5月22日、29日)
例年どおり庭を賑わせるジャーマンアイリスです。豪華すぎるほど豪華にして妖艶な姿が、どこか西洋貴婦人のようです。
以前から5月の半ば頃になると、庭の片隅にバラが花を咲かせます。といってもなんとなく地味な花の付き方で、ずっとノバラと思い込んでいたところ妻が
「あれって、私が園芸品種を移植したの」
ですって(笑)。そういう眼で見ると、確かにノバラではありません(いま見れば当たり前ですが)。とくに今年は花付きがよく、写真のような真紅のバラがつぎつぎと花を咲かせています。
やっと咲いたと思ったら、今度は狂い咲きのように咲き乱れてきました。写真は5月の末の状態で、いまは散りはじめましたが、まだたくさんの花が付いています。
このテッセン、鉢に育っていたものをズボラに庭に放置していただけですが、その後どんどん成長し、ついに鉢の底を割って地面に根を張りました。茎はほとんど木のようになっています。
インターネットで調べるとテッセンでアーチを作っている方もおいでなので、もともと大きく育つ植物なのでしょうね。枯れたあとの金色に輝く繊毛もきれいです。
今年も庭の砕石の間から、いちめんのニゲラが顔を覗かせました。左は5月21日、右は28日に撮影したものです。いまはもう盛りを過ぎましたが、花が散ったあと、こんどは、ニゲラ本来の黒い種の季節が訪れます。とても風変わりな形の花をしていますが、奇妙に魅力的です。
(撮影:5月6日)
バタバタしていて掲載が遅れましたが、苗で買ってきて植えたあと、翌々日かにエンレイソウが開花しました。花屋のご主人の説明どおり、八重の花です。
左側の写真は、夜間に懐中電灯で撮影したものです。名前もそうですが、闇夜に浮き上がる白い花の姿が、どこか妖艶です。