2月も半ばに「Spring has come!」としてはじめたコーナですが、夏も盛りになったので「庭の花アルバム」に名前を改めました。あなたのお庭にはどんな花が咲いていますか? お便りをお待ちしてま〜す。
ニゲラって、独特の艶やかな花を咲かせますが、新緑の葉もなかなか魅力的です。とくに、雨上がりの雫を一杯にまぶして朝の光のなかでキラキラと輝く姿は、まるで繊細なジェリーといってもいいほど。
でも、こういう水と光と植物達の美しさを目にすると、ちょっとのことでは宝飾品に驚かなくなっちゃいます。
「ね、見てごらん。こんなの見てると宝石なんかいらないよね」
「そうかしら? わたし、普通にほしいけど」
なんちゃって(笑)。
毎年、若葉を覗かせるだけだったクリスマスローズが、ついに蕾を付けました。いやあ、石の上にも三年とはいうけれど、花たちもゆっくりじっくりと期が熟するのを待っているんですね。
生き物はどれも尊いけれど、もの言わず定点に息を鎮め、時を計って花を咲かせる植物に、まるで命の原点を見るようです。
子供っていう言い方は不適切? でも、そうとしかいいようのない可愛いスノーフレークが咲きました。雨上がりの水滴に包まれて、まことに可憐です。大きさは、背丈が6センチくらい。大きくなるのかな。
庭のコンクリート格子にガザニアの苗を植えました。ぜんぶで16株です。
このガザニア、暖地では宿根草のようですが、岡山では真冬が越せません。我が家だけかな^^ それでもとても生命力のある花で、ズボラ菜園の我が家では毎年大活躍する花です。
悪く言えばドギツイ、よくいえば丈夫で長持ちし鮮やかな花。ことしも我が家のエースとして頑張ってね^^/
チューリップに「胚芽」はないと思いますが。まるでそう呼びたくなるような小さな蕾がつきました。昨年の11月27日にスノーフレークといっしょに植えつけたものです。
ちょっと見た目には葉のようですが、よくよく見ると胚芽の下は茎につながっていて、とても小さな蕾だとわかります。はやく花が着くといいな。
(撮影:3月27日)
開花が遅れていた白モクレンがやっと花を開きました。例年だと蕾の段階でムクドリに食いつばまれてしまうことが多く、なかなかきれいな花を目にすることがありません。
こうしてあらためて眺めると、地味な姿にも穏やかさが感じられ、「蓮」に清浄さや極楽浄土を重ねあわせてきた仏教観が、どことなくわかるような気がしてきます。
我が家の庭の南には、60坪の家庭菜園が、東隣には梅林が広がっています。古い団地の一角ですが、めぐまれた環境だなと思います。
写真はその東のお隣さんの庭に咲いている梅の花です。もう二ヶ月もすると、鈴生りの梅の実の季節がやってきます。そうしたら、次は梅酒^^/
アジサイの若葉をマクロで撮ると、ボッテリと肉が厚くてちょっと意外。赤ちゃんの掌ががまんまるなのと同じかな^^
こちらのサンシュユの実につく花も、毎年のイベント。そのたびに思い出すこともいつも同じ。線香花火に保命酒^^;
自然って、毎年毎年の絶え間ない繰り返し。今回の震災で、その繰り返しを経験できることが、いかに幸福かといことを、あらためて知りました。
今年もまた、通称プロペラ草が花を咲かせました。正式名称のツルニチニチソウよりプロペラ草の方がピッタリくるのは、きっと職業病でしょうね(笑)。