庭を楽しもうと思ったら、植物のお相手だけではすみません。植物があるところには虫がいる。まるで女と男のように(笑)。植物あってのワタシ、ワタシあっての虫・・・あ、違った(^^;)。
フェイジョアの木にぶさらがっていたミノムシです。この後1〜2ヶ月くらいで羽化しますが、蛾の形になるのは雄だけだそうです。
カタツムリもそうですがこのミノムシも、自治体のレッドリストで絶滅危惧種に選定されることが多くなっているようです。
朝の庭で羽化したばかりのキアゲハが羽を乾かしていました。じっとして動かないので、写真に撮るにはラッキーでした^^
それにしても、蝶の造形といい模様といい、どうしてこんなにきれいなんだろう。
梅雨の到来とともに、ことしも庭でカタツムリを見かけるようになりました。
古いことわざに、「カタツムリが木に登ると雨」というのがありますが、この信ぴょう性を確かめた実験によると、当たりとだいたい当たりの合計が94%にもなるそうです。
それにしてもカタツムリ、昔に比べるとずいぶんと見かける機会が減ったような気がします。
ほんとに小ちゃい、体調5mmほどのカメムシです。白い二つの点があるので、たぶん、マルシラホシカメムシだと思います。
カメムシはやたらと名前が細かくて、名前を言い当てるのがたいへんです。似たようなものにツヤマルシラホシカメムシというのもあります。星のあるなしならテントウムシにもありますが、艶のあるなしまで名前になっているのはめずらしいかも。
この季節になるとやっかいなのが庭木に付く害虫。なかでも手強いのがカイガラムシです。カイガラムシは枝の分かれ目や傷の部分など、木の弱いところに付きやすく、カイガラムシが付いているのを見ると、木がかわいそうだなあと思います。
写真は典型的なカイガラムシの付き方で、やはり傷のあるとことに付いています。マシン油などで多少は防止できますが、物理的にタワシや木片で欠き取るのが確実なようです。手の届かない高所はどうにもならないのが残念です。
こちらはオオスズメバチです。先のハナアブと違って、ペイントで描いたような眼と、キュッと括れた胴がいかにもハチです。
写真のハチですが、飼い犬のモモが仕留めたばかりで、まだ息があります。うちの犬は、近くに鳥やハチが近づくといきなりジャンプして口で捕獲する行動をとります。毎年一回は、こうしてハチをつかまえます。
もし、噛んだ瞬間にさされるとすぐに病院に連れて行かないと、口が腫れて呼吸ができなくなるそうです。なので、いつも止めるようにいっているのですが聞き分けが悪く、こうしてハチを捕まえるこまった犬です^^
この季節になると、庭で頻繁に見かけるようになるハナアブです。大きさも様々で、ときにハチと間違うことがありますが、眼がハエのように大きいことや、ずんどうの胴体で区別することができます。写真のハナアブも、眼が大きく、胴体にくびれがありません。
愛くるしい姿のテントウムシですが、カマキリはやハチなどの餌になるため、死んだふりをしたり、苦い液体を分泌したりと、身を守るすべも身につけています。意外と鳥の餌になることは少ないようです。
写真左上はエンレイソウの花びらに落ちてきたテントウムシ、右上は幼虫、左下はがんばるテントウムシです^^/
一般にイエグモと呼ばれることも多いアシダカグモが、ことしも我が家を走り回る季節になりました。現在確認した範囲では、大から小まで三匹が住み着いているようです^^
このイエグモ、家の害虫を駆除してくれるという意味で益虫です。そのおかげかどうか、我が家にはゴキブリがまったく姿を見せません。ただ、ゴキブリよりもクモが嫌いという人には、益虫といえるかどうか・・・。
我が家の場合、長年のおつきあいのせいか、イエグモにはどこか好意的です。走りは単純一直線で、あらかじめコースがわかるので手で捕獲することも比較的簡単です。両手でつつむように捕まえると、手のひらのなかでじっとして、暗闇だと8個の眼がグリーンに輝きます。興奮すると少し毒を出すようで、手がチカチカしたりしますが、その程度です。
問題としては、直径3〜5mmのフンをすることです。白いマーカーの真ん中に黒い点のある平べったいフンがフローリングの上に残ります。硬いヘラ状のもので欠き取るようようにすると簡単にはがすことができます。
ザリガニって虫じゃないんですが、クモとなんとなく雰囲気が似ているので^^/
実は我が家の庭、これまでにカメがやってきたこともあるんです。台風の翌朝、なんと、庭をカメが這っているではありませんか。驚いたのなんのって、まさかガメラじゃあるまいし^^/ でも、どうみても回りは山や林、それに民家でしょ。お隣さんかカメを飼っているわけではないし。
そんなわけで(どんなワケだ〜^^)、ザリガニです。このザリガニ、モモ(我が家のケンです)との散歩の際、溝を見てワンワン吠える鼻先に居たのをつかまえてきたものです。
しばらく、モモのおもちゃになっていましたが、飽きたのか、一気にパクッ!! あら〜、可哀想なことに、ザリガニは砕けた殻のまま仰向けになり、鋏でVサインしたまま成仏してしまいました・・・ナンマンダ。
虫たちを見ていると、ほんとうに生き物ってその数だけ死ぬのよねと、当たり前のことをつくづくそうだなと思っちゃうこと、すごく多いです。・・・とってこなかったら、もっと長生きできただろうにと、ちょっと反省>_<