庭を楽しもうと思ったら、植物のお相手だけではすみません。植物があるところには虫がいる。まるで女と男のように(笑)。植物あってのワタシ、ワタシあっての虫・・・あ、違った(^^;)。
7月の半ばにカブトムシが群がっていた樹で、こんどはクワガタを見つけました。
小型のクワガタですがカブトより敏感で、不用意に近づくとすぐに樹の穴に身を隠します。
それにしても、9月も半ばを過ぎてクワガタを見つけたのははじめてです。しかも同じ樹で。振り返ってみるとこの場所で少しずつ時間をずらせながら、カナブン→カブトムシ→クワガタムシが住み着いています。さながら人気のアパートみたいです^^
夏椿(シャラの木)の小枝でカマキリを見つけました。見事な保護色ですね。庭の緑と茶色の平均値を体ぜんたいで表現しているかのようです。その上、形も小枝のよう。
生き物って、生きて行くための智慧というか戦略をギッシリと体に溜め込んだようなところがありますね。
そうそう、カマキリの体内にはハリガネムシが寄生していることがありますが、このハリガネ虫は自らの産卵のために、カマキリが水辺に近づくと体内から出てきます。そうすると、カマキリ自体は死んじゃうんだそうです。
カマキリにはカマキリの、ハリガネ虫にはハリガネ虫の戦略があって、あるときは持ちつ持たれつ、またあるときはガチンコで生きている。すごいなあと思います。
庭によく飛来する蝶のひとつ。ハデな色のせいでよく目立ちますが、蝶はせわしないのでなかなか写真に納めることができません。広角単焦点のGRDではなおさらのこと。GXR+P10になって蝶が少し撮りやすくなりました。
こうして撮った写真をながめていると、羽根のエッジが傷んでいるのに気づきます。気のせいか、酷暑のなつの傷がこんなところにも、と思ったりしました。
今年もトンボを目にする季節になりました。といっても、猛暑の今年、例年より遅い感じがします。例年だと、8月末ともなると、「もうこんなにトンボが飛んでいる。もう秋だね〜」という会話がお決まりだったような・・・。そこへいくと、今年はやっぱり遅いですね。
写真は、三日前の土曜日、犬との散歩で見つけた赤とんぼです。アキアカネかな。枯れ草にツンと止まった姿に、まるで古い戦闘機を思い出しました。羽根が少し壊れているのが郷愁をさそったのかな。
今年も散歩道にたくさんのトンボが飛び交う季節になりました。トンボは止まったり飛んだりとせわしないので、なかなかカメラに収めにくいものです。でも、その一方で、なぜかニラメッコでもするかのように、じっと止まって距離を測ってでもいるかのような振る舞いもします。
その振る舞いのおかげで、やっと採れたトンボです。背中に黒い筋があるのでハラビロトンボかな〜と思うけど、なかなか特定するのはむずかしいですねえ。
昨日のTVニュースで「ピンクのばった」を
報道していましたよ。
朝6時前(もう昼間は皮膚がチリチリと焼ける痛さなので)
庭の点検をしていると、オクラの葉っぱに居ました。
1時間ねばっても微動だせず!!根性のあるかまきりです。(笑)
夕食も終わってリビングに居る時間。廊下を仕切る障子に、「バチン!」と衝突音。「カナブンだ!」というわけで、さっそく写真撮影。
・・・ちょっと、お前、カッコイイけどさ、毛深くない?^^
庭でニンジンの収穫をしていると、茂みの奥で何やら白い点が飛び跳ねています。近づいてよくみると、形はどうやらバッタか何からしい。しかし、全身が真っ白。足など透けて見えます。このサイズの子供のバッタなら、普通は薄緑色だと思うのですが・・・。
写真に納めたあとよく見ると、目玉だけは黒ですね。ネットで調べても正体不明。遺伝子かなにかのイタズラでしょうか。それにしても、機嫌良く手を振っているように思えるのは、ワタシだけ? それに、指先がめちゃカワイイ^^;
今年はなんだか、庭のセミたちも多いようです。こっそりケヤキに近づいて観察すると、数種類のセミたちを見つけることができます。
写真の右上はアブラゼミ、左下はクマゼミ、左下は、たぶんニイニイゼミだと思います。いずれも庭で撮影しました。
昔はアブラゼミよりニイニイゼミの方が多く見られたような気がしますが、いまはずっとアブラゼミが多くなりました。セミは生息分布が気候の影響を受けやすいことを考えると、あるいは温暖化と関係があるのかもしれません。
洗濯物を入れるカゴにサナギを見つけました。羽化を期待しつつも、洗濯カゴなしというわけにも行きません。そろりそろりと洗濯物を運んで二週間あまり。二階から叫ぶ妻の声にベランダに駆け上がると、見事にキアゲハが羽化していました。
今年は例年に比べ、ほんとうにキアゲハを見かけることが増えました。庭のパセリにはまだ5匹くらいの幼虫が育っています。まるで、キアゲハの養殖場(笑)。