庭を楽しもうと思ったら、植物のお相手だけではすみません。植物があるところには虫がいる。まるで女と男のように(笑)。植物あってのワタシ、ワタシあっての虫・・・あ、違った(^^;)。
デッキの隅にしつらえた小さなビオトープに、気になる影を発見。ほとんど落ち葉かと見紛う姿はステルスそのもの。毎年姿を表すウンモンスズメ(雲紋雀)かと思いきや、まるで我が家のワンちゃんのように茶色の毛むくじゃら。
羽根のエッジのパターン、紋の位置など表情などを調べてみたところ、モモスズメではなかろうかと推定しました。昆虫、とくに蛾は植物より特定がむすかしいみたい。あちこちで画像検索が研究されていますが、蛾は難物でしょうね〜。
カラーの茎に止まっていたせいで、顔を撮ることができました。なんとなく、ポケモンのキャラっぽくて可愛いですね(笑)。
ピーマンにハナアブが停まっているのを見つけました。じ〜っとして動かないものの、手が入らないのでアングルが固定です。ピントは変えたけど。
ハナアブには間違いないと思いますが、詳しいところはどうなんでしょうね。ベッコウハナアブというのが近いかな。ちょっとググッたくらいでは、こんなに毛むくじゃらのアブは見つかりませんでした。ケブカベッコウハナアブ(笑)。
この毛深さがカボチャの受粉に役立ってくれるといいな〜。
俗称、グリーン・ブルドッグ(←ウソウソ(^^))、とでもいいたくなる姿ですね。
夕方、庭仕事をしていてパセリの軸を抱いているキアゲハの幼虫を発見しました。さっそく妻に告げると、「ずっと、いたよ」ですって。つくづく、見えてないな〜。
それにしても、こうして画像を眺めていると、パセリの軸をしっかり捕捉したソックスのように愛らしい足の一方で、前足の先には黒々と光る爪が見えます。愛嬌と牙が同居しているその姿に、蝶となって舞う未来への決意が垣間見える・・・。ま〜た、オーバーでしょと、妻の声(笑)。
これもまた、庭の常連ですね。まあ、どっちかといえば招かれざる客だけど。
今年はすでにわたしが一度噛まれ、妻は真夜中に「キャー!!!」と絶叫。ガバッと掛け布団を剥ぐと、なんと、黒々としたム〜さん(我が家の愛称です(^^))がワタシより近くで添い寝していました(^^;)。
迷惑の詫びに写真ぐらい撮らせてくれといっても、なかなか静止してくれない。1cmマクロで迫ればレンズを這って登ってくるので油断がなりません。そんななか、本日なんとか撮らえたばかりの、撮れたてのム〜さんです。
頭だけでなくお尻も撮りましたが、本当は裏返して腹が撮りたい。ガラス鉢で飼えば撮れそうだけれど、許しが出ないこと間違いなし(笑)。
このササグモ、蜘蛛の巣を張らない徘徊性の蜘蛛だそうです。なので、獲物を捕るのはもっぱら、跳躍して襲いかかる。
そういえば、スターシップ・トゥルーパーズの昆虫に似てますね。人間のサイズがコバエくらいだったら、まさに庭は戦場です。
黄金虫の名前のとおり、じつに豪華な色彩を放つ虫です。
この色彩はどこから生まれるのか、これには古くから色彩派と構造発色派とのあいだで議論が戦わされてきたようです。いまでは、コガネムシの色彩は構造発色によるものと決着していますが。
写真を撮ったときは思いつきませんでしたが、コガネムシに暗闇のなかでLEDの光を当てたらどんな色に見えるのでしょうね。どこかにコガネムシ、いないかな。
「バカなこと考えてやがる。オイ、逃げろ、逃げろ!!」(笑)。
払っても、払ってもやってくる、しつこい虫です(>_<)。ニンニク、トウガラシの撃退スプレーもほとんど効きません。
カボチャが採れたら小玉を一個あげるから、あっち行ってよ(プンプン!)。
てんとう虫も、庭を代表する常連客です。もっとも、彼らにいわせれば、人間が客人なのでしょうが(笑)。
写真左上は、ニジュウヤホシテントウです。写りが悪くてわかりにくいのですが、小豆色の毛に覆われているのが特徴です。そして、野菜にとっては草食性の害虫。写真は一坪菜園のジャガイモの葉を食べているところです。
残りの二枚の写真はナミテントウ。肉食性でアブラムシを捕食してくれるので、益虫とされています。まあ、害か益かなんて、人間の事情ですけどね。
ナメクジとともに庭の虫の筆頭を争うといえば、それはダンゴムシ。写真は、笑いすぎて起き上がれなくなったダンゴムシの貴重なショットです(笑)。
子供のころ、ダンゴムシを集めて遊んだ記憶があります。それから20年以上たって、子供がやはり、ポケットにダンゴムシをいっぱい詰めて遊んでいました。「風の谷にナウシカ」のオームにダンゴムシを思ったのはワタシだけ?
ダンゴムシって、ダイコンなんか大好きだけどなぜか憎めません。きっと、その形態のせいなのかな。
虫のアルバムの筆頭を飾るのは、なんたってナメクジ(^^;)。コイツがいない庭なんてあり得な〜い。コイツがいるから迷惑だ! いや、殻を脱いだカタツムリのようで、ちょっとはカワイイ!?
我が家では「ナメさん」と愛称(?)で呼ばれるナメクジですが、葉もの野菜を食い尽くす、寄生虫を持っているかもしれないなどと、なかなか仲良くできない庭の虫です。
でも、これだけ定番で庭に出現するナメクジ。どこかに褒めてやりたい長所もあるんじゃないかと、「死ぬなよ」と念じつつ、夜な夜な手作り撃退スプレーをかけまくっています(笑)。