庭を楽しもうと思ったら、植物のお相手だけではすみません。植物があるところには虫がいる。まるで女と男のように(笑)。植物あってのワタシ、ワタシあっての虫・・・あ、違った(^^;)。
カマキリの抜け殻ついでに、庭のあちこちにある蝉の抜け殻をよく観察してみることにしました。写真は、眼のあたりを拡大したものです。眼を覆う抜け殻の幕に毛が生えているのがわかりますが、これって、抜けたあとの蝉本体にもちゃんと毛があるんでしょうか!? いやはやすごいものです。
蝉がどのようにして殻を作り身体を抜くかについては、こちらに詳しい説明があります。あらゆる表面に被膜がで、脱皮液で剥離するというあたり、ほんとうにすごいなあと思います。
ただ、別の説明によると、殻は完璧ではなく、関節や肛門などではきちんとした殻が作れないそうです。
カマキリを見つけました。緑色もさわやかな生まれたてのカマキリ・・・と思ったら、近くに抜け殻がありました。
抜け殻のあまりの見事さに、部屋に持ち帰り、触覚の部分を拡大してみました。よくこんなに精密に抜けるものです。工場で作る鋳物なんかのことを思ったら、これはもう超絶技巧です^^
(撮影:7月30日)
今年は蝉が鳴かないという声をツイッター上などでよく見かけますが、我が家の庭にかぎれば例年と同じ、いや、飛来している蝉の数からいうと、昨年よりずっと多いようです。
この日も、ニイニイゼミ、アブラゼミ、クマゼミのオールスターが、ミ〜ン、ミ〜ン、シャワシャワシャワ、ジー、ジー、ジジジジジッ、ジッ、ジッ、ビ〜ン・・・庭のケヤキに、いったい、何匹いるんだろう^^;
(撮影:7月30日)
前の晩、蛹の表面に翅の模様が透けていたキアゲハが、未明に羽化していました。鱗粉のひと欠片もこぼれていないクリーム色の翅が、まるできな粉のようです。
右の写真は羽が固まり、飛び立つ直前の姿です。
庭の水栓の手拭きに、ヨトウガらしきものが翅を休めていました。
これだけ着ても熱くならないのは、体温が環境に依存するから。ってことは、西日を受けているのは寒いから? それにしても、やっぱりアニ目なこと^^;
★このところ、同定に確信が持てないものが続いています。もし、ご存知の方、間違いにお気づきの方がおいででしたらご教示下さいm(-_-)m
庭の木陰で休む午後、気付くとデッキチェアの帆布の上にとまっていました。
トラフムシヒキあたりかなあと思いますが、腹部が違うような気もします・・・だいぶ調べてみましたが自信がありません。
たぶん、クサギカメムシかな。キアゲハの蛹のある葉にとまっていました。戦国武将のような姿。植物への攻撃性が強く、果樹に重大な被害をもたらします。
このところずっとラベンダーにご執心のハチがいます。すごく飛行性能が良くて、ホバリングからホバリングへ見事な直角飛行を見せてくれます。
名前はよくわかりませんが、ハナバチの一種かな。それにしてもこの眼、クルマのRCZそのまんま。プジョー、真似たんだろうか^^ ヨーロッパの乗り物って、昆虫とか動物をモチーフにしたもの多いですからね。日本車のモチーフって、なんなのだろう。
セミついでに、今度はクマゼミです^^;
クマゼミはどちらかとうと人が近づいても逃げないような気がしますが、今回も例外ではなく、ずいぶん寄って撮ることができました。けど、寄り過ぎて、なんだか鳥の顔みたいです(笑)
というわけで、少し遠景でもと、手の先に乗ってもらいました。手乗り文鳥ならぬ、手乗りクマゼミ^^
アブラゼミの話題のついでに。写真は庭のケヤキで見つけた蝉の抜け殻です。
しかしまあ、よくこんな完全体防護服が作れるもんですね。とくに、複眼をすっぽり包むゴーグルはいいな。ただし、肛門とか関節は気密性という意味では、必ずしも完璧ではないそうです。
体内に骨格を生成しない生き物は外骨格を作る。それもできないナマコは固くなったり溶けたりして生きている。生きるってプログラム、誰がナゼ作ったんだろう???