庭を楽しもうと思ったら、植物のお相手だけではすみません。植物があるところには虫がいる。まるで女と男のように(笑)。植物あってのワタシ、ワタシあっての虫・・・あ、違った(^^;)。
7月22日にこの夏はじめてのアブラゼミが庭にやってきました。もう少し早く来ていたかもしれませんが、目撃したのはこの日が初めてです。
左上は、アブラゼミの鳴き声に眼を凝らして、やっと遠景に姿を見つけたときの様子です。その後、右の写真のように300mmの望遠でこのくらいに撮れる枝にも姿を現し、その後は下のように頻繁に庭のケヤキにやってくるようになりました。ちなみに、下の二枚は同じ個体で、7月24日の撮影です。
先に蛹になったたぶんキアゲハを紹介しましたが、これは別のキアゲハです。蛹になるために、帯糸とよばれる糸を身体に巻いています。
この短い手足でどうやって背中に糸を回すんだろうと思ったら、こんな紹介ビデオがありました。確かにリンボーダンスです。ラジオ体操にもこういう身体をひねる運動がありますね。
散歩道で見つけたシオカラトンボの雌です。シオカラトンボといえばどうしても、青地に白く粉を吹いたような雄を思い浮かべますが、こちらは雌です。
最近、トンボも蝶も、なんだか気軽に写真を撮らせてくれるような気がしますが、顔なじみにでもなったかな^;
蛹化する食前の姿を見たわけではないので間違いかもしれませんが、たぶんキアゲハの蛹です。身を隠すものがまったくないところにポツンと出現しました。鳥に見つからないか心配です。
撮影は7月22日。蛹になったのは、たぶん21日か20日だと思います。なので、羽化するのは8月の第一週くらいではないかと思います。
なお、キアゲハの蛹化から羽化の過程を克明に記録したサイトがこちらあります。すばらしい!
草むらから自宅に帰り、庭に出ると、こちらにはアキアカネが止まっていました。
やはり台風の乱気流を逃れているのか、サンシュユの樹の枝に止まったまま動きません。台風模様の夕方で光量は不足していましたが、かなり思い切り近づくことができました。
おかげで拡大写真を撮ることができました。よく見ると、翅ごとに3本の翅脈と腱があるのがわかります。筋肉収縮のわずかな位相差で翅のピッチを変え、自由に飛翔していることを伺わせます。庭でこういう観察ができるのは、ほんとにいいなあ^^/
蝶たちいがいにも、イナゴやバッタもいました。これはツチイナゴです。
イナゴ類は後脚が発達していますが、写真のように欠損していることが多いように思います。ほかに外傷はないけれど、簡単に外れるものなのかな。生存に関わると思うけど。
こちらは散歩道のショウリョウバッタ。頭の先や触覚の形は、植物の姿をまねたものかな。 バッタの口の形については、こちらにいい解説ビデオがあります。
後翅の紋が三つあるので、たぶん、ウラナミジャノメです。ヒメウラナミジャノメは後翅の紋が5〜8つあるそうです。
前のメッセージのツバメシジミ、ツマグロヒョウモンと一緒に舞っていました。よく見ると、ツマグロヒョウモンの写真の右側に写っているようにみえますが、こちらはヒメウラナミジャノメかもしれません。
台風の雨がやんだ草むらで見つけた蝶の続き。
今度はツバメシジミの雄です。後翅にある尾のような突起が名前の「ツバメ」の言われだそうです。青紫の羽がとても奇麗です。
台風の中休みのようにぽっかりと風の止んだあと、近くの茂みにたくさんの蝶が集まっていました。写真はその一種、おなじみのツマグロヒョウモンです。
天気のいい日、蝶は忙しなく花から花へと飛び回り、なかなか写真が撮りにくいと思いますが、台風の直度などは撮りやすいと思うのはぼくだけでしょうか^^
ホントのところは知りませんが、台風の乱気流を避けて風の弱い盆地に集まっているのかな〜と、勝手に想像しています^^; ホントのとこはどうなんだろう???