庭を楽しもうと思ったら、植物のお相手だけではすみません。植物があるところには虫がいる。まるで女と男のように(笑)。植物あってのワタシ、ワタシあっての虫・・・あ、違った(^^;)。
久しぶりに庭のテーブルに座ると、なんだか妙にアシナガバチが寄って来ます。見ると、テーブルの裏面に、立派なセグロアシナガバチの巣ができていました(左上)。中には子供が元気に育っていて、とてもじゃないけど薬を撒くのは忍びない。ちょっと思案して、巣の引っ越しをすることにしました。
ハチを刺激しないように慎重に巣を取り外し、中を見ると、幼虫がいっぱいです。この巣を15mほど離れたもう一台のテーブルの裏面に移動です。接着剤も思いましたが、工業用の強力粘着テープを使うことにしました。(右上)
移動後も同じ種類のテーブルの下で環境はほぼ同じですが、親蜂が見つけてくれるといいな〜。でも、移動したハチの巣を一時間ほど観察しましたが、親蜂はまったく寄り付く様子がありません。
親蜂を誘引する方法はないかとググルと、ありますね〜。蜂の誘引液の作り方。「砂糖100g、日本酒220cc、酢70cc」う〜ん。吟醸しかないな。ま、いっか^^ 飲んでびっくり。相当に甘くはあるけれど、旨い^^! 酢が利いてます。こうして、誘引液を巣の近くに置いてしばらく観察することにしました。
その後、ナツヅタのなかに別の巣を見つけたので、誘引液も含めて再度その近くに巣を移動してやりましたが(右下)、写真のとおり、移動した巣に親蜂はまったく寄り付かず。30cm足らずの至近距離なのに・・・。
以上、セグロアシナガバチの巣を手で移動するという初の試みでしたが、結果は失敗です。結局、蟻の餌になってしまいました。
今回、巣の移動でわかったことは、蜂の巣は人の手で移動してはいけないということのようです。巣の中でたくさん育っていた幼虫に、ほんと申し訳ない。もっと勉強が必要です。
昨年はニイニイゼミが少なかったような気がしますが、今年いちばんの蝉はニイニイゼミでした。それも、かなり大量に出現しています。
左上は、7月15日に今年最初に撮影したニイニイゼミです。鳴き声は撮影よりも一週間くらい前から聴こえていたように記憶しています。他の写真はいずれも7月17日に撮影したものです。種類はすべてニイニイゼミ。まだアブラゼミは姿を見せません。
二匹写っているのは上に居る雌に求愛中の雄です。鳴きながら近づいてここまで来ましたが、このあと雌は樹の裏に隠れてしまい、求愛は失敗に終わりました^^;
右下は、カメラの存在にずりずりと後ずさり身を隠したミイニイゼミです。なんだかこう、子供のかくれんぼみたいです。
これは、たぶんオオツマキヘリカメムシ。左下の写真でかろうじて、生殖節末端部(お尻の先端付近)に二個の突起が見えるので。
しかし、剛毛のような短い毛で覆われているようすは、ツマキヘリカメムシの特徴でもあるし・・・う〜ん、間違いかもしれません。
この夏、以前にもセマダラコガネを採り上げていますが、こんかいは黒色タイプ(写真左)です。
実はこのセマダラコガネ、今年は例年にはないほどよく見つかります。とくに通常タイプのセマダラコガネはほんとうに多い。ただ、実際に個体数が多いのか、昆虫の発見に目が慣れてきたせいなのか・・・・。もし、個体数が多いとしたら、被害のことも心配しないといけないのかもしれません。
夏の庭でよく見かける蜂のなかにセグロアシナガバチがいます。ごく普通に軒先などに巣を作る、典型的な蜂です。
子供のころよく刺されたことがありますが、通常は、こちらから触ったりして刺激しない限り、襲ってくることはありません。
樹木や草木、それに毛虫や幼虫を食べます。写真左は庭のパセリにいたキアゲハの幼虫を食べているところです。写真の様子は、正確にいえば食べるというより、幼虫を噛み砕いて肉ダンゴにしているところでしょうね。
右の写真は、肉ダンゴを作っていたところから4〜5m離れたところにあるナツヅタの葉の裏で見つけたセグロアシナガバチの巣です。おそらく、パセリ園で作ったアゲハの幼虫の肉ダンゴをこの巣に運び、ハチの幼虫の餌にしているのでしょう。
小さな庭が、昆虫が獲物を獲り、食物に加工し、子孫を育てるために機能していると思うと、庭を造ってほんとによかったなあと思います^^
こちらもおなじみのウンモンスズメです。ウンモンスズメって、ほんとカッコイイなあと思いますが、これは多くの男性に共通の気持ちみたいですね。「ウンモンスズメ」で検索してみつかる記述の多くが、カッコイイ、戦闘機みたいだ、迷彩服だとはしゃいでいます(笑)。
たしかにそうですねえ、デカ目もまるでアニメのキャラクターみたいだし、どっちかというと全身がフィギュアみたいな感じもあります。
ただ、女性はどうなんでしょうね。やっぱり気持ち悪いと思うのかな。ちなみに妻など「あなたの好きな蛾がいるよ」と、きわめて平静です(笑)。
毎度おなじみのシジミチョウです。この季節になると、ほんとうにそこら中の草むらで必ず見かけます。もちろん、我が家の庭も例外ではありません。なんといっても、食料のカタバミはどこにいっても生えている草ですからね。
でも、せわしなく飛び回っているので、意外と写真に納めるのがむずかしいもの。そこで、今回はじっくりと撮ってみました。
目に狙いをさだめてシャッターを切り、あらためてその顔をながめてビックリ。なんとまあ目の大きいこと! それに、みごとなウルトラマン顔です(笑)。じっくり見てみるものですねえ。そこには、日常目線では見ることのできない自然の姿がテンコ盛りです^^/
今年も庭のパセリのバスケットにキアゲハの幼虫がやってきました。昨年と同じ場所です。
昨年と違って今年は、一坪菜園にもパセリの園がありますが、こちらを選んだのは、蝶が見つけやすかったからですかね。鳥たちにも見つけられやすいわけだけど。一坪菜園に移してやろうかな。
久しぶりの上天気に、デッキチェアーで本を読んでいたら、その目の前の視線の先にカミキリムシがとまっていました。シロスジカミキリです。
昔はゴマダラカミキリムシとともによく目にしましたが、いまでは年に1〜2回目にするかどうか。ミカンやクワの木を食い散らすので、数が多いと害虫扱いにされますが、これだけ減ると「よく生きてたね〜」という気持ちも。
たぶん、アオウスチャコガネの雌かな。メダカのいる庭の水草の上で見つけました。アンテナがかわいい。
それにしても、毎日毎日、いろんな虫やら草花が見つかるものです。古い団地の一角なんですけどね。なんと、庭のミラクルなこと^^!