たとえトゲのないデッキ材でも、外部の汚れを室内に持ち込むまいとすると、どうしても履物が必要というのがわが家の判断です。一方で、履物を履くと不便なこともあります。デッキで座卓を使う場合です。
座卓だとどうしても、座布団かクッションが必要になります。しかし、クッションがあるからといって、サンダルを履いて座るわけにもいきません。さらに、クッションといっても、5個や10個となると相当な物量で保管に困ります。このように、デッキ、座卓、サンダル、クッションという組合わせはどうも相性が悪いのです。
そういう不便を感じながらも、今年の春まで座卓で通してきました。座る生活そのものは、決して悪いものではありません。座ることが比較的多い日本人は低い視点に慣れているせいか、日本間や縁側に座ると、なんとなく落ち着くようなところがあります。映画なんかを見ていてもそうですが、邦画は低い位置からの視線、洋画には高い位置からの視線が好んで使われているような気がします。こういう文化レベルの心地よさは根が深く、このことが不便ながらにもずっとデッキで座卓を利用してきた理由ではないかと思います。
写真左はデッキで座卓を使っていたことのひとこまです。このころは、料理はキッチンで調理したものをお皿に装って運んでいました。携帯のデザインが懐かしい(^^)。