庭で過ごす時間が増えると、家の中とは違った飲み物がほしくなるものです。いつもビールやワインというわけにもいきません。
とくに、いまのような真夏だと、冷水に変わるものがほしくなります。よくあるのはレモン水ですが、これはレモンがないと作れません。そこで、いつも常備しているもので簡単にできる飲み物を試してみました。
●アンゴスチュラ・ビターズ・ウォーター(上右写真)
トリニダード・トバゴの名産リキュールです。マティーニに一滴加えることがあります。ドイツ人の医師が胃薬として考案したそうです。冷水に滴下して口にすると、頭の中が消毒されるような気分になります。デッキチェアで午睡から醒めたとき、いちばん美味しい冷水です。きっと、毒のある夢を見ているのでしょう(笑)。
●ミドリ・メロン・ウォーター(下左写真)
日本で考案され、はじめて世界に認められたリキュールといわれています。冷水にほんの少し加えただけで、実に美しい緑色がグラス一杯にひろがります。やや甘味がありますが、決して甘すぎずさっぱりしています。写真のように庭のミントを摘んで加えると、見た目も爽やかです。
●オレンジ・ビターズ・ウォーター(下右写真)
カクテルのアドニスのレシピなどにありますが、省略されることが多いリキュールではなかったかと思います。そんなものがなぜ常備されているのか!? 使わないから在りつづけているとしか思えません(笑)。あ、妻のケーキづくりかも。オレンジの香りづけにするためのリキュールかと思いますが、少量だとあまり風味が感じられません。冷水には適さないかもしれませんね。
上記の三種類、グラスに数滴落とす程度の使い方ですが、いちおう、アルコール飲料です。ガブ飲みしてクルマを運転してはいけません(笑)。