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PUTON 2012/02/21

■展示場スペック
・神奈川県横浜市瀬谷区橋戸2-39-12
・横浜瀬谷住宅公園
・旭化成ヘーベルハウス展示棟2F

先日(2月11日)、横浜瀬谷住宅公園がオープンしました。その旭化成ヘーベルハウス展示棟にクッキンガーデンが設置されたとうかがい、さっそく写真撮影に行ってきました。

テーブルが置かれているのは、2階に設けられた「そらのま」です。普通ならベランダに相当する場所かと想像しましたが、今回現地を訪問して、なぜあえて「そらのま」なのかその理由がわかりました。ひとめ見たところリビングの延長です。でも、天井があるはずの頭上には青空が広がっていてます。たしかに空の間だと納得しました。

しかも、この「そらのま」はたんに外に向かって開放されただけの空間ではありません。光と陰があり、風と青空あり、そして植物には水滴が光る、まるで自然が寄り添って息づくような空間なのです。

写真左上は「そらのま」から空を見上げたところです。頭上に広がる開放感いっぱいの青空のもと、「そらのま」の壁面や床にはほどよい影があり、麻紐を伝わるアイビーや足下の植栽と相まって、まるで庭の木漏れ日のなかに居るような心地よさがあります(写真右上)。頭上から俯瞰すると、天井が開放されているにもかかわらず影が豊富で、これならくつろいで食事も楽しめそうです(写真左下)。2階奥のキッチン側から見ると、縦格子のルーバーが適度に外界を遮り、リビングと「そらのま」に生活空間としてのまとまりが感じられます(写真右下)。

同時に「そらのま」は自然を取り込みながらも、細い縦格子、工業的な外壁、大面積の遮光ガラス、そしてクッキンガーデンのテーブルなど、近代技術で作られたプロダクツともよく調和しています。

今回「そらのま」を訪問して、必ずしも地面に接続した庭でなくても、工夫次第で生活空間に自然を取り込むことができることを実感しました。このような工夫によって、都市と自然が調和したあたらしい暮らしが広がってほしいものです。

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